プロバスケットボールリーグ「Bリーグ」で、キャタピランの(株)ツインズと同じく千葉県船橋市を本拠地とする「千葉ジェッツふなばし(以下千葉ジェッツ)」。今回は千葉ジェッツの初代キャプテンとしてプレーをし、現在はゼネラルマネージャー・アンバサダーとして活躍中の佐藤博紀さんにインタビュー。バスケットボールの面白さと千葉ジェッツの魅力、佐藤さんご自身のバスケやチームに対する思いなど、たっぷり伺ってきました。

千葉ジェッツらしさを発揮して掴んだ、天皇杯2連覇!

チームの目標達成のために、必要な環境を整えていきたい

シーズン中の選手は1日24時間をバスケット中心に過ごすことになり、寝るのも仕事となります。気持ちや体調の浮き沈みはありますので、ケアを担当するトレーナーがいたり、モチベーションをあげるような映像を制作することもあります。自分の現役時代のことを思うと、選手への環境は整えたいと思います。とことんサポートするから、選手にはどんどん成長をしてもらいたい。お互い求めることは厳しくなりますが、それがチームの、クラブの成長に繋がると思っています。

バスケの魅力は攻防の激しさとスピード感

スポーツを上達させるためには、どれだけそのスポーツの特性を理解しているかという点が大切。バスケに関していえば、運動能力だけではなく、頭も使うスポーツだと思います。運動能力に頼って感覚でプレーするだけでなく、頭で理解した上で練習を重ねると、身体が反応するようになります。年齢を重ねると、瞬発力や走力など身体的に衰えることはありますが、頭は衰えない。だから頭の強い選手は選手寿命が長くなる要素の一つになります。

バスケットは点を入れていくスポーツで、目に見えるプレーに注目が集まりますが、頭を使った目に見えないプレーでチームに貢献する選手もいますし、そこを評価していくことは大切です。ずっと見続けていると、深いスポーツなんだと感じていただけると思います。

エンターテイメントとしても楽しめる、千葉ジェッツの試合会場

現在、千葉ジェッツはホームゲーム1試合平均約5,200人の観客動員があり、これはBリーグでトップを誇ります。バスケではファンのことを「ブースター」と呼びますが、千葉ジェッツのブースターは小学生の子どもから年配の方まで年齢層も幅広く、最近は若い女性も増えて来ている印象です。

大勢のブースターの中でプレーすることは選手のモチベーションにも繋がります。そして、これはスポーツの本質的な部分に繋がると思いますが、千葉ジェッツの試合を見た人の気持ちを豊かにしていきたい。バスケットボールを「するスポーツ」から「見るスポーツ」へそして「働きたいスポーツ」にそれは選手としてだけでなくフロントスタッフなど様々な関わり方はあると思います。5年後、10年後もバスケットボール界が盛り上がるリーグに。千葉ジェッツを通じて、そんな文化を作っていけたらと思っています。

脚が疲れないのが魅力、ケガの予防にも繋がる

僕はキャタピランは大好きで、今は普段履きとして重宝しています。緩すぎず、キツすぎず、脚が疲れないのが最大の魅力ですね。黒でしたら仕事時のシューズともマッチして違和感ないところもいいですね。

プロフィール:佐藤博紀(さとうひろき)

1982年生まれ。千葉県四街道市出身。八千代高等学校→順天堂大学。大学卒業後2004年日本リーグ大塚商会アルファーズへ。2005年bjリーグ発足に伴い、大分ヒートデビルズに入団。2011年6月千葉ジェッツに移籍。初代キャプテンに就任し、4シーズンキャプテンを務めた。2014−15シーズン終了後に現役を引退、千葉ジェッツのアンバサダーに就任。2016年3月ヘッドコーチ代行に就任。現在はゼネラルマネージャー・アンバサダー。現役時代につけていた背番号0は千葉ジェッツの永久欠番。

千葉ジェッツ公式ホームページ https://chibajets.jp/roster/sato.html